mai 2025 L Ma Me J V S D « oct 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 -
Articles récents
Archives
Category Archives: 映画
カンヌ映画祭閉幕
あっという間にカンヌ映画祭が終わった。 受賞者の顔ぶれを見ると、審査員長のイザベル・ユペールが独断で身内に賞を振り分けたような印象を与える。 最優秀女優にシャルロット・ゲンズブール、特別賞にアラン・レネ、グランプリにジャック・オディアールとフランス勢ばかり。 極めつけはパルム・ドールを受賞したミヒャエル・ハネケは数年前イザベル・ユペールと『ピアニスト』という作品を撮っており、ユペールはこの作品でカンヌの最優秀女優賞を受賞している。 そのお返しに今度はユペールがハネケにパルム・ドールを贈ったととられても不思議はない。 が、実は審査員の中で意見が分かれてしまったので、その中間をとってハネケにパルムを与えたということらしい。 実際、大本命はジャック・オディアール(監獄の暴力を描いた作品)、対抗にペドロ・アルモドバル(事故で失明した男の話)と言われていた。 夫もオディアール作品を見て来たが、皆が賞賛していたらしい。 最優秀女優賞受賞のシャルロット・ゲンズブール主演のラース・フォン・トリアーの新作は基本的に散々な批評を得ている。 もともと挑発的な映画を作る人だ。 2000年の『Dancer in the dark』以降彼の作品は見ていないから最近の傾向はわからないが、たとえば1998年の『Les Idiots』 はやはりその挑発性から相当批判されたが(パゾリーニの『ソドムの市』のような感じだ)、実際に見た時は素晴らしいと思った。 今回は反キリストが題材で性器を切り取るシーンがあるらしいが、とてつもなく挑発的で大部分の人は反発を覚えるかもしれないが、人を惹き付ける魔力のある作品を作る監督なのだ。 だから一部の審査員がトリアーにパルムをと望んでも何の不思議もない。 が、ノーマルな審査員はオディアールこそパルムにふさわしいと思うだろう。 で、譲り合えない2作品の後に続いたのがハネケだった。 というシナリオだ。 本当かどうかは知らない。 そういう噂があるだけだ。 これら三作品を見比べれば何かわかるかもしれないが、ハネケの作品は見てハッピーになれるものではないから(今作品はナチズムの誕生を描いたもの)、見に行く可能性は少ない。 独身の頃と違って時間があり余っているわけではないから、映画は効率よく楽しく見たい。 まあそう言い出したらどれも見に行けないが… Bookmark on Delicious Digg this post Recommend on Facebook share via Reddit Share with … Continue reading
Posted in 映画
Leave a comment