またまた子供ネタになるが、下の子は神経質というか、落ち着きがないというか、常に体に力が入っていて、何か手に持っていじるか。ウーウーうなっているかだ。
そんな赤ん坊がお風呂の中だけは見違えるほどリラックスする。
生まれたばかりの頃は、お腹の中で羊水に浸かっているのに似ているからなのだろうと思っていたが、最近のぽってりした体を見ていると、どうしてもジュゴンを思い出してしまう。
そしてこの本のセオリーは真に迫っていると実感する。
人間は猿から進化したのではなく、海に住む人魚が陸に上がったものだと。
体毛が猿に比べて極端に退化しているのもそのためだと。
非現実的なストーリー展開なのに、衝撃的で、読者をどんどん深みに引きずり込んでゆく。
岩井俊二が今も映画を作り続けているのか知らないが、才能のある人間は分野を変えても非凡だ。